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■ビーチバレーの戦い方
■習うより慣れろ
すでにビーチの経験がおありの方は痛感されていると思いますが、ビーチではインドアのように飛んだり跳ねたりが自由に出来ません。

まるで夢の中でバレーボールしているかのごとく、足を動かせど前に進まず、ジャンプしてもネットから手が出なかったり、不自由この上ありません。 ボールを扱う技術は卓越していても、ボールに手が届かねば話にならないわけですから、砂の上で動く体力とコツをつかむために、とにかくゲームの量をこなしてください。

最初のうちは勝とうが負けようがおかまいなしに「もう一丁」の精神で1秒でも長く砂の上でプレーしてください。 ビーチでは砂のほかに、風や太陽もプレーに大きく影響してきますので、これにもなれておく必要があります。


パス
オーバーハンドパス・アンダーハンドパス共に基本技術はインドアと同じです。しかし、ビーチでは風の影響が大きいことや、戦術的な違いがあるので、少し工夫しなければなりません。
  1. ボールに少しでも長く触れる
    特にオーバーパスはホールディング気味に行い ます。表現が難しいのですが、インドアのオー バーハンドパスを「スパッ」とすれば、ビーチ は「スーパッ」という感じです。分かりにくいですね(笑)実際にビーチで上手な人のプレー を見て感覚を養うのが良いでしょう。
  2. 軟打をオーバーハンドで取らない
    ひどい?審判になると、トス以外はすべて反則 を取ります。一般的には強打はオーバーハンド でとっても大丈夫ですが、軟打をオーバーで取 るとドリブルを取られることが多いです。(強 打に近い軟打もダメ。強打と軟打の境界線は審 判によって違います)このため、ビーチでは組 み手のオーバーハンドパスが多く用いられます。 手の組み方は、手のひらを開いて組む人や、ア ンダーハンドの組み手の形の人など、いろいろ な形がありますが、重要なことは、しっかりヒッ トすることです。
  3. 風を計算する
    ビーチではびっくりするほどボールが風に流さ れます。流れたボールをスパイクするのは非常 に難しいので、必要以上に高く上げないことが 基本です。また、追い風では短く。向かい風で は強くパスすることも重要です。
  4. パートナーに分かりやすい姿勢で
    ビーチでは、パートナーがいる場所にパスする のではなく、パートナーが動こうとしている場 所にパスします。原則としてパートナーと自分 を結ぶ線を底辺とした正三角形の頂点にパスを 送るのですが、ポジションが崩れたりした場合 は、パートナーにどこにパスをするのかを明確 にするため、パス方向に正対し、手や口で指示 を出す必要があります

サーブ
8m×8m=64平方メートルの広いコートに、レシーバーは2人しかいないので、狙っていきましょう。特に向かい風のときは、ボールの変化が大きいのでチャンスです。

  1. サーブの種類
    ビーチもインドアもサーブの技術は基本的に同 じで、フローターサーブとジャンプサーブが一般的ですが、この他にスカイサーブがあります。 これは、ボールを天高く打ち上げるサーブで、雨の日、風が強い日、太陽が真上にあるときに有効です。しかし、風の影響をモロに受けるの で、アウトになることが多いサーブでもありま す。
  2. サーブのねらいどころ
    レシーブが苦手なプレーヤーサーブレシーブをミスすると、強いスパイクはまず打てません。レシーブを乱し、チャンスボールを得て、自チームの攻撃に結び付けましょう
  3. 攻撃力が低いプレーヤー
    ビーチバレーでは、サーブレシーブを行ったプレーヤーが、攻撃をします。攻撃力の低いプレーヤーにサーブレシーブさせれば、自チームのチャンスも広がります

サーブレシーブ
サーブレシーブは攻撃の起点となるため、非常に重要ですが、 風の影響があるため難しい技術でもあります。

  1. 風を考慮する
    当然ながら向かい風のときはボールが伸びてきて、追い風のときはストンと落ちます。ポジショニングでカバーできる部分もありますが、相手のサーブの特性(変化系かドライブ系かなど)を考えて読みとすばやい動きで対応する必要があります
  2. 声をかける
    インかアウトかのジャッジは当然ながら、どちらが取るボールかを指示してください。
  3. どこにレシーブするか
    インドアのようにネット際にレシーブすると、 パートナーは非常に長い距離を走らねばならず、 しかもトスをあげにくくなります。目標はネットから1〜1.5メートルで、コート中央からやや相手側の場所を狙ってください

攻撃
ビーチではフェイントが許されていないため、特殊な技術も必要ですが、基本的には自分の思ったところに打つ技術が重要です。また、トスを上げたプレーヤー攻撃するプレーヤーにどこに打つかを指示します。

  1. 攻撃の種類
      スパイク
      文字通りスパイクのことです
      カット
      ネット際の超クロスの位置に落とす
      ライン
      自分側(レフトならレフト)のサイドライン際に打ついわゆるストレート
      ディープ
      レシバーの頭を超えてエンドライン際に落とす攻撃
      ドロップ
      強打を打つと見せかけて手前に落とす
  2.  
  3. フェイント
    ビーチでは指の腹を使用したフェイントは禁止 されていますが、その代わりとして、指を曲げ たり指先を使ったりします
      ポーキー
      チョキの形から指先を曲げ、ボールを突きます。フェイントの代わりとしてだけでなく、ネット上の攻防にも使用します
      コブラ
      アブドラ・ザ・ブッチャーの地獄突きの指の形といっても分からない人が多いと思いますが、人差し指から小指までをぴったりくっつ  けて伸ばし、ボールを突きます。ブロッカーとの押し合いなどに用います

  4. どこに打つか
    当然ながら、攻撃は人がいないスペースを狙い ます。ブロッカーがついた場合は、打つ前にレ シーバーの位置を確認して反対側を狙います。 しかし、レシーバーはスパイカーと目が合った 瞬間反対側のスペースに走ったりしますので、 この辺りは、「読み」や「駆け引き」です。

ディフェンス
広いコートに2人しかいないのですから、攻撃されれば取れなくて当然といえば当然です。しかし、これを「読み」や「駆け引き」で、取るのがビーチバレーの醍醐味でもあります。重要なものはブロッカーとレシーバーの連携です。

  1. ブロッカーの選択
      コースを押さえる
      ストレートならストレート、クロスならクロスを押さえ、強打の飛ぶコースを限定させて、  レシーバーが拾いやすくします。
      フェイク
      ブロックに跳ぶふりをして、ダッシュで後方に下がり守備位置につきます。下がる位置は、ストレート側にまっすぐ下がる。コートの真中に下がる。クロスに下がる。の3種類です。
  2. レーシーバーの選択  
      ブロッカーが空けたコースに位置する
      ブロッカーがストレートを止めに行くときはクロス側、クロスのときはストレート側にポジションを取るのが基本です。
      スパイカーの目線の反対に動く
      スパイカーはトスが上がった瞬間にレシーバーの位置を確認し、レシーバーのいない方向に打とうとすることが多いです。そこで、スパイカーと目が合った後に反対側へ猛ダッシュし、スパイクをレシーブします。
      罠を仕掛ける
      スパイカーがレシーバーの動きを確認するときに、わざと早めに動き出して、スパイクを反対方向に打たせ、これをブロッカーに止めてもらいます。

まとめ
基本的技術は共有しながら、インドアとはま た違った魅力のある「ビーチバレー」は、ハマると抜けられませ ん。補欠はいませんし、体育館も不要。ネットとポールを担いで ビーチに行くだけです。まだやったことがない方は、1度経験さ れることをおすすめします。


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【ビーチバレーの諸注意】
「青い空、白い雲、きらきらと光る海」夏のビーチバレーはイメージとしてはさわやかですが、「熱い砂、焼け付く太陽、体温より高い気温」 プレーヤーにとってはハードコンディションです。

コートサイドにパラソルやタープで日陰を確保し、帽子をかぶり十分水分補給をして熱中症を予防してください。また、靴下を履いて足の裏のやけどを防ぐことも 大切です。

それと、雷には注意してください。ゴルフではよく事故も起こっていて、ゴルファーは雷に敏感ですが、広くて隠れる場所がないと言う意味ではビーチも同じです。夏の太平洋側でおこる雷は「夏季雷」といって、強 い日差しで地表の空気が暖められ、上昇気流となって雷雲が発生し、豪 雨とともに落雷します。 ゴロゴロっときたら、建物に入ってください。昔、友人をビーチの落雷 で亡くしていますので、皆さんにも是非気をつけていただきたく思いま す。