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■ビギナーに対する指導の工夫
■はじめに
 「バレーボールを頭の中でイメージしてください」と言われたとき、バレーボールをやったことがない人は、テレビ中継で見られるようなゲーム の場面を思い浮かべます。しかし、経験者の多くは練習の場面をイメージ します。
バレーボールをやりたいと思ってクラブに入ってくる人は、ゲームをやりたくて来ているのに、実際活動してみると練習ばっかり・・・ということになりがちです。

「ゲームはやらせたいのだが、技術が伴わなくてゲームにならない」とい う指導者も多いことでしょう。たしかに、バレーボールは高い技術を要す るスポーツです。ボールを持つことが許されていないため、ワンプレーに おけるボールとの接触時間は 0.1秒以下と、非常に微妙なボールコント ロール技術が必要です。

また、スパイクはボールが放たれてから0.1秒か ら0.2秒で床につきます。この短い時間内に落下点に移動する瞬発力、あ るいは「ここにくるだろう」と、あらかじめそこにいる「読み」など、バ レーボールプレーヤーには熟練工のような技術やカンと動物のような俊敏 性が求められます。

そのため、バレーボールは練習に練習を重ね、技術と体力を磨かねば試合 にならないという一面があるのは事実です。 しかし、高い技術がないとゲームが出来ないということはありません。工 夫次第でいくらでも可能になります。

初心者のうちからゲームに親しむこ とは重要です。何のためにこの練習をしているのかということが理解でき るからです。練習のための練習が日常となると、プレーヤーはバレーボー ルから離れていってしまいます 以下に、初心者によるゲームのための工夫をあげます。

■コートの工夫 【バトミントンのコートを使う】
バレーボールコートが1面張れるところにバドミントンのコートなら2 面張れます。バレーボールコートでは12人しかプレーできませんが、バド ミントンコートでは1チーム4人として、2面で16人プレーできます。

■ネットの工夫 【ネットを低くする】
レベルに合わせてネットの高さを調節すれば、スパイクの醍醐味が初心者にも経験できます。 【ネットを高くする】 ネットを高くすると、強いスパイクが打てなくなり、長いラリーが期 待できます。また、相手がいないところを狙わないと得点できないため、相手コートを見る癖がつきます。

■ボールの工夫 【ソフトバレーを使う】
ソフトバレーは想像以上にドライブがかかります。縦方向のドライブ だけでなく、カーブやシュート、ホップまで、変幻自在です。ドライ ブの感覚を養うためには最適だと思います。また、レシーブやトスな ども正確に行わなければ、あらぬ方向に飛んでいってしまうので、落 下点にすばやく入り、正しいフォームでコンタクトするといったこと にも役立ちます。ソフトバレーは顔に当たっても痛くない(本当は ちょっと痛い)ので、強いボールに対する恐怖心がなくなることもメ リットです。

■ルールの工夫

【人数を増やす】
あまり増やしすぎるとゴチャゴチャして混乱してしまいますが、9人 程度ならゲームとして成立します。ラリーが長続きしやすいので、 ゲームのリズム感を養えます。また、多くの人数が参加できるので、 技術が低いプレーヤも楽しむことが出来ます。

【人数を減らす】
人数を減らすと必然的に1人あたりのボールとのコンタクト回数が増 えます。サーブレシーブを他人に任せがちなプレーヤーもレシーブせ ざるを得ません。また、攻守にわたり、観察と読みが必要になるので これもメリットとしてあげられます。

【多少のファールはOK】
ドリブル・ホールディング・タッチネットなど技術的未熟からくる ファールをOKにすると、臆することなく積極的にボールコンタクト が出来ます。ただし、危険なプレーは禁止する必要があります。

【男女混合】
ティーンエイジャーの「異性にモテたい」という気持ちは、侮れない パワーです(笑)。普段以上のアグレッシブな動きや、いつもは見られ ない笑顔が期待できます。よこしまな気持ちがなくても、普段の活動 を異にしている人たちとのプレーは、勉強になることが少なくありま せん。アメリカでは、男女混合リーグというのが開催されているそう です。 ルールは以下を基本にすると良いでしょう。

    • ネットの高さは女子に合わせる
    • 3回のボールコンタクトのうち少なくとも1回は 女子が触らなければならない(ブロックは除く)
    • 男子のアタックはバックアタックのみ可

【サーブのバリエーション】
サーブが入らなくてゲームにならない場合は、1回失敗してももう1回 チャンスを与えるとか、エンドラインにこだわらずコート内からサー ブしても良いとするなどの工夫が有効です。また、サーブをレシーブ できなくてラリーが続かない、というケースは、コート内の適当な場 所にビニールテープなどを張ってサーブゾーンを作り、強いサーブを 打てないようにすると良いでしょう。

■おわりに
以上、数パターンを紹介しましたが、これらを組み合わせたり、他の工夫 を考えれば、様々なゲームが可能です。毎回同じゲームをするのではな く、組み合わせを変えたりしながらレベルに合わせ徐々に本格的なゲーム に移行していくことが大切です。


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