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■コーチング技法
「コーチング技法」については様々な文献や講習会などで紹介され ており、その内容も多岐にわたるもので、ここで書き連ねるには無 理があるのですが、基本的に大切なこと(1)見る(2)聞く(3) 話す についてお話します。
- 見る
プレーヤーがどのように動いているかを観察することは非 常に重要です。なぜ成功したのか、どのような動きをした から失敗したのか、成功したときの過程と失敗したときの 過程を把握し的確にプレーヤーに伝えることは、指導者の 役割です。結果的に成功したから良い、失敗したからダメ では、次回に経験が生かされません。
- 聞く
ともすると、指導者はプレーヤーの声を「聞いたつもり」 になりがちです。形式的には聞いていても最終的に指導者 の意見を言って終わりでは、聞いていないのと同じです。 一般的に、悩みを相談する人は的確なアドバイスを求めて いるのではなく、ただ聞いて欲しいのだといわれます。指 導の現場でも同じで、プレーヤーが何を言わんとしている のかを理解する、また、うまく言い表せない場合は、言葉 を導き出してやるような努力が必要です。言葉を理解する ことは、その人を理解することにつながります。ここから コミュニケーションが生まれ、信頼関係が結ばれるのです。
- 話す
「的確に短い言葉で」というのは指導の基本ですが、ここ では、「共通の言語(プロトコル)で」ということを強調 したいと思います。バレーボールに使われる用語は曖昧で す。例えば、「アタック」「スパイク」「キル」など、同 じ行為を表す用語も各地方や学校でばらばらですし、「フ ローターサーブ」はオーバーハンドのドライブサーブや変 化球サーブ両方に使われます。たいした問題ではないよう に思われますが、プレーヤに「スパイクを打つとき、ひじ が下がっている」と指摘した場合、指導者はなぜひじが下 がっているのか、ひじを上げて打てばどのような結果が得 られるかを理解した上で指摘していますが、プレーヤーは 指導者の言葉の裏側まで受け止めているとはかぎりません。 言葉を互いに正確に理解することが意思伝達の前提ですか ら、用語はチーム内だけでも共通理解出来るよう統一化す る必要があります。
指導者が、プレーヤーの状況を理解し、正確にフィードバックする。 プレーヤーは指導者の真意を理解し、プレーに生かす。これを見て 指導者は、プレーヤーの状況を理解し・・・・といったサイクルで コミュニケーションを培っていけば、少なくとも意識のすれ違いな どは未然に防ぐことが出来ます。
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