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■チームの方向性による対立

「真剣にやりたい」「レクリエーション的にやりたい」
サザンオールスターズのギタリスト、大森隆志氏が脱退しました。 脱退理由は音楽性の違いやメンバー間の仲たがいといったもので はなく「年齢も45歳になり、これからの人生を考えた上で“大森隆志”として活動がやりたかった」ということです。25年も 続いたバンドですから、脱退というより卒業といった感じです。 サザンの場合は違いますが、バンドというのは解散がつきもので す。理由は「音楽性の違い」「方向性の違い」というのが多いですね。

バレーボールチームも解散・脱退が多いという点でバンドと似て います。Vリーグの日立のように会社の都合で廃部になるという のは別にして、多くは「真剣にやりたい」「レクリエーション的 にやりたい」という考え方の対立によるものです。

バレーボールではありませんが、大学内に「テニスサークル」が たくさんある学校が多いそうです。「テニス部」「テニスサーク ル」「シーズンスポーツクラブ」など10以上のテニス団体を抱 える学校も珍しくないそうです。なぜこんなに多いかというと、 『各団体内で「真剣にやりたい」人と「レクリエーション的に やりたい」人が分裂し、それぞれに新たな団体を作る。そして、 団体の中心的人物が卒業し、その団体の活動方針があいまいになっ たところに新入生が加わる。そこでまた「真剣にやりたい」人と 「レクリエーション的にやりたい」人の対立が起こる。』という ことを繰り返し、結果として鼠算式に増えていくとのことです。

バレーボールでも特にクラブチームでは同じような事が起こりが ちです。「真剣にやりたい」「レクリエーション的にやりたい」 という考え方に優劣はありません。どちらも大切なことで尊重すべき考え方です。しかし、クラブ運営においてこの両者の対立は大きな問題です。チームの結成や人員の募集など、ポジティブな ことより解散・脱退・対立といったネガティブなもののほうが大 きなパワーを要します。

これは結婚と離婚にも似ていますね。 ネガティブなことに力を注がなくて済むように、チーム結成当初 からあらかじめ活動方針や長期計画などを明らかにしておく必要があります。

「真剣にやりたい」なら具体的に身の丈にあった目標を設定し、どのくらいの頻度で、どういった練習をしていくのかを明らかにします。

「レクリエーション的にやりたい」場合は 程度を設定しなければなりません。毎回ゲーム形式でワイワイや るのか、自分たちのレベルを落とさない程度に多少ハードな練習 も取り入れていくのかといったところを決めないと、「レクリエー ション的にやりたい」人の中でも分裂が起きます。

また、毎回練習にこれなくても技術的に優れていれば試合に出られるのか、毎 回参加している人を優先するのかなど、多少細かいところまで決 めておく必要があります。

私の周りを見ると、レクリエーション的に活動しているクラブの ほうが、解散・脱退が多いように思います。一口にレクリエーショ ンといっても、それぞれのレベルや考え方でぜんぜん違うのが要因でしょう。コートの中だけでなく、練習や試合後、食事(飲み?) を共にしてクラブ構成員の共通理解を共通認識を持つことも重要 です。

コートの中とコートの外
前段で練習や試合後、食事などを共にして・・・と書きましたが、 練習や試合が終わると「お疲れ様ぁ」って毎回すぐに帰る人もい ます。「練習にはまじめに取り組み、コートの中では積極的なん だけど、コートの外にはあまり関わらないし、」というタイプで す。逆に、飲み会の手配には大活躍するのに、練習にはあまり出 てこないというタイプの人もいます。

クラブ運営という視点に立つと、運営には連盟などの登録手続、 施設の予約、審判講習への参加などコートの外の仕事も多く前者 のような「練習だけやっていればいい」という人は困りものです。 また、後者のような人は、コーチなどコートの中のリーダーを苛立たせます。

コートの中とコートの外、両方に積極的な人ばかりで構成された クラブは理想ですが、仕事や家庭、身体的事情などで、そうもい かないのが実情です。構成員各人の出来ることと出来ないことを 把握し、客観的な目で見て、注意を促すべきか容認すべきかを判 断する必要があります。

社会人類学では、人と人との関わり方をヨーロッパ型と日本型に区分して、ヨーロッパ型は「契約関係」日本型は「融合関係」と しています。「契約関係」とは、個人はそれぞれ独立していて他人との関係は約束や決まりごとで結ばれているということで、 「融合関係」は、個人の独立は許されず完全にひとつに一体化す るか逆に完全に断裂するかのいずれかであるということです。

どちらが良い悪いということではありませんが、クラブ運営には 「個」を尊重する「契約関係」が適しています。「バレーボール が好き」「市民大会で優勝」など嗜好や目標を共有していても、 それぞれのクラブへの取り組み方はまちまちです。個人差に目を向けないまま構成員に「融合関係」を求めると完全に融合できな い人はクラブから離れてしまい、同じような人ばかりで構成される、村社会的なクラブになってしまいます。

特にコートの外で 「融合関係」を要求しがちですが、これをストレスと感じる人も いることを忘れてはいけません。 とはいえ、喜びや楽しさを分かち合うチームメイトとの関係が 「契約関係」なんていうのも語感的に寂しいですよね。ですから、

  1. 最低限の約束は守る(義務)
  2. 個性や各人の事情は尊重する(権利)

ことがクラブ運営に大切なことなんだと考えればよいでしょう。

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