レシーブ時の構えについて「腰が高い!」「もっと低く!」といわれま
す。
20年近く前、指導者講習会で構えについて教わったところでは、
肩幅に足を開いて立ち、つま先を少しずつ外側に開いていくと、
人間の重心は後ろにかかる。逆につま先を内側に向け内股にして
いくと重心は前にかかる。
また、膝を伸ばし突っ立った状態からしゃがんだ状態になるより
も、しゃがんだ状態から立ち上がるほうが速い。
人間は後ろに走るよりも前に走るほうが速いことと、しゃがんだ
状態から立ち上がるほうが速いことを考えると、レシーブの構え
は。自分の前方2-3歩を守備範囲とし、低い重心で、足は内股
にするのが良い。
と、教わりました。「来るボールに対し、いかに速く動いて捕りに行く
か」を追求した考え方です。
これは、一面では正しく、足の長いスパイクで勝負するタイプのバレー
ボールに対しては有効です。
しかし、コンビや移動攻撃で、ブロックをはずして鋭角に打ってくるタ
イプに対しては効果が得られません。スパイクが打たれてから1歩以上
移動してレシーブするのは至難の業だからです。
こういう場合は、ブロックで消したコース以外の強打が来るコースの少
し前寄りに位置取り、来たボールに対し、胸から上のボールはオーバー
ハンドで、横のボールには半歩ないし1歩で処理するようにします。
そのためには、足は肩幅より少し開き、内股にならず、お尻を下げるの
ではなく足首を曲げて重心を落とし、アンダーハンドにもオーバーハン
ドにも対応できるよう、胸の高さで両手の平を向かい合わせにし(小さ
く前に習え)、少し前方に突き出します。この状態で0コンマ何秒のス
パイクに対応します。ほとんど反射神経の世界ですね。
もちろん、チームの戦術や相手のタイプや自分のポジションによって構
えは変わってきますので、全員がこうでなくてはならないということで
はありません。例えば、9人制のバックセンターで、ワンタッチ処理が
メインという場合は、足で動いてとりに行くための構えのほうが良いの
は言うまでもありません。