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■メディアへの露出
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 国際バレーボール連盟(FIVB)の20世紀最優秀監督賞(男子の部) に日本バレーボール協会の松平康隆名誉会長が選ばれ、ブエノスアイレ スで5日に表彰されました。

松平氏は、男子チームの指導者として72年ミュンヘンオリンピックで金 メダルを獲得しているのを始め、64年東京オリンピック銅、68年メキシ コオリンピック銀と3つのメダルを獲得し、スポーツとともに政治や学問 の分野に業績を残した選手や指導者をたたえる「世界有識者スポーツマ ンの殿堂」にも選ばれている71歳です。

この松平氏、監督辞任後、89年に協会会長に就任し、95年に健康上 の理由で辞任。その後97年に協会最高顧問となっていましたが、今年 の3月より、名誉会長に就任しています。国際的にも顔が広く、メディ アやスポンサーを用い、独自の強化策や振興策を打ち出すアイデアマン でもあります。

このアイデアや実行力には賛否両論ありますが、常人の域を脱している ことは確かです。現代でも使われている時間差攻撃を生みだしたことは 有名ですが、これを実現するために、全選手にバック転の練習を義務付 けたそうです。「時間差攻撃を実戦で使うためには、バック転が必要 だ!」なんて考える発想がすごいですね。 選手も「?」と思ったことでしょう。

なんせ、日本サッカーが、初のワールドカップに出場する際、「世界と 同じシステムではだめ。たとえば全員がゴール前を徹底して守り、カウ ンター攻撃にすべてをかけるなど、非常識なことをする必要がある」と 新聞で発言していたくらいですから、その発想たるや、セオリーや秩序 を重んじるスポーツ界には見られないものです。

また、松平氏はメディア戦略にも長けていて、ミュンヘン五輪前に、自 分でスポンサーを探し、実写とアニメーションを組み合わせた「ミュン ヘンへの道」というテレビ番組を作りました。

これは、女子に比べて人気の低い男子バレーボールの知名度アップと、 スター選手作りを狙ったもので、ミュンヘンオリンピックへの道のりを 同時進行で伝える若年層向けのドキュメンタリーものです。小中学生は 毎週テレビに釘付けでA、B、時間差など、子供たちはテレビを通して バレーボールを詳しく知るようになりました。実際に男子バレーボール はオリンピックで金メダルを獲り、番組の最終回は金メダル獲得シーン で終わるという、感動的なものでした。

当時は、アマチュア選手についてのTV出演などの規制が今より厳しく、 問題視されていたということですが、この番組を見て数多くのバレー ボール選手が育ったであろうことを考えると、松平氏のアイデアは良策 だったといえます。

近年のスター選手を作ろうとするメディア戦略は、この延長線なのでし ょうが、個人にスポットを当てすぎるがあまり、チームの姿が見えてこ ないような気がします。「○○選手はチョコレートが好き」とか「休日 は音楽を聞いています」なんて情報は、バレーボールの振興や人口の拡 大には繋がりません。

ミュンヘン当時はスター選手が必要だったのでしょうが、現在は、思い 入れの出来る代表チームが必要なのではないでしょうか。サッカーのJ リーグの試合はあまり人気がありませんが、日本代表の国際試合となる と、遠い外国まで応援に行ったり、朝方までテレビ中継を見たりという 人が多くいます。サッカーは「私たちの代表」という意識が強いのでし ょう。バレーボールもそういった意識をもたせるようなプロモーション 活動が必要です。面白おかしく選手にニックネームをつけて「ライジン グサン!」とか「ノブコフ205」などとアナウンサーが絶叫するよう なプロレス様式の中継は、ショー的要素は満たしても、見る側の思い入 れを満たすものではありません。

そもそも、バレーボール全日本に思い入れが出来るほどの予備知識がな いですよね。全日本のチームの特徴やどういう戦い方をしているのか等 という情報はなく「グラチャンまで、あと○○日」「メインキャスター は誰々」というような盛り上げ方しかしていません。

最近は、四大大会(オリンピック、グラチャン、世界選手権、ワールド カップ)くらいしかテレビ中継がありませんが、衛星放送やケーブルテ レビでは、各種バレーボール情報やVリーグ中継をはじめ、ローカルな 大会まで放送しています。ケーブルテレビは地域のテレビ局があるのですごくローカルです。 先日、チャンネルを回していると地元の中学生大会が放映されていまし た。実況アナウンスもなく、固定カメラからの映像を延々と流している のみです。得点もフリップで出るわけもなく、画面の端っこにかろうじ て移っている本物の得点板でしか見れません。

最初のうちは「最近の中学生はバックアタックまで打つのか・・・」な どと、指導者的視点で見ていたのですが、そのチームが家の近所の中学 校と分かってからは「がんばれー」「行けー」と単なる応援者となって いました。まさに「おらが町のチーム」ですね。レベルはまったく違い ますが、日本代表チームも「おらが国のチーム」となってほしいものです。

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