先日東京ヴェルディ1969の練習に参加させていただきました。
東京ヴェルディは、東京教員チームを母体とした、
総合型地域クラブを目指すクラブです。
Vリーグを目指す実業団のチームがどんな練習をしているのか興味津々で
参加させていただきました。
まずは、ウォームアップ、対人パスから始まり、スパイク練習、チーム練
習と、練習の流れからいうと普通なのですが、各メニューにおける意識付
けがしっかりなされているのが印象的でした。
例えば、ゲーム形式の練習は、Aチーム、Bチームに分かれ、サイドアウ
トをどちらが取ったかにかかわらず、Aチームだけがサーブを打ちつづけ
ます(サーブ権の移動がないということ)。Aチームは16点から、Bチー
ムは0点のスコアからゲームをはじめ、通常どおり25点まで戦います。
これは、サイドアウト%を意識した練習です。サイドアウト%とは、サー
ブレシーブ側のチームが、サイドアウトを取る確率のことで、これが75パ
ーセントを越えるとゲームに勝つ確率が高くなり、67パーセントを下回る
と負ける確率が高くなるといわれています。
たとえば、Bチームのサイドアウト%が75%だったとすると、Aチームが
1点取る間にBチームは3点取る計算です。Aチームは最初に16点与え
られているので、あと9点取れば25点に到達するのですが、その間にB
チームは27点とっていることになります。
したがって、AチームはBチームのサイドアウト%を下げるべく、攻撃的
なサーブやブロックに重点をおいて戦い、Bチームは、サーブレシーブか
らの攻撃に重点をおいて戦うこととなります。双方ともに重要事項が意識
付けられているので、ただ単にゲーム形式の練習をこなし「勝った」
「負けた」で終わるのとはまったく違った意味のものになります。
大切なことは、16-0のスコアからゲームを行うことではなく、事前に
サイドアウト%の重要性を説き、プレーヤー各自が意識的に練習に取り組
むことです。こういう練習は、「実業団だからできる」といったものでは
ないので、皆さんの日々の練習メニューにも取り入れてみてはいかがでし
ょうか。