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■トーナメントディレクター
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バレーボール技術専門誌CPV(Coaching & Playing Volleyball)11号 に、「バレーボールの将来を考える」という特集の中で、バレーボールを 楽しむための環境の一環として、「トーナメント・ディレクター制」が取 り上げられていました。それによるとアメリカでは、トーナメント・ディ レクターと呼ばれる主催者が会場を確保し、コート数に応じた審判員を用意した上で協会に申請すれば、協会公認のバレーボール大会を開催できるそうです。

少人数のスタッフで堅実な運営が出来るようなマニュアル(おそらく協会によるもの)に基づき、地域によっては自治体のサポートを受けながら大会運営を行っているそうです。 トーナメント・ディレクターは、$300程度の報酬も出るそうで、アルバイト感覚の人もいれば、学校の先生が、学校の施設を利用して一般の大会を開催するなど様々な人が多様な形で大会を運営しているそうです。

日本では、学生の大会以外に、有志による大会はほとんどなく、男女混合で活動しているチームや、多地域にまたがる構成員のクラブ(住所や 職場を偽って登録すると所も多いと思いますが・・・)は、大会への参加機会を逸する事が多いように思います。バレーボールの面白さはゲーム (大会への参加)にこそあるというのに、練習ばかりでは意欲も失せるというものです。

■日本での可能性
協会や連盟主催の大会は一定のカテゴリーがあり、制約された中で行うものが一般的ですが、個人や団体などの非協会、非連盟主催の大会は、既存のカテゴリーやルールをある程度無視し、集まった参加者達に応じた運営が出来ます。例えば、家庭婦人(ママさんバレー9人制)と中学生(6人 制)が戦ったり、男女混合の大会、あるいは、世代混合にするという事も可能です。 お母さんやお父さんが、娘や息子と共に同じチームでプレーしたり、違う チームで覇権を争ったりする大会、あるいは、先生と生徒が、同じ大会に 出場したらどんなに楽しいかと思いませんか? 現状でアップアップしている協会や連盟にはできないこのような大会も、 民間主導なら可能です。特に、バレー部の先生なら、自らの学校の施設を利用し、参加費などを部費に当てるといった事も出来ます。

■トーナメント・ディレクターになろう
私も、横浜で毎年ビーチバレー大会「マリンズカップ」を主催しております。「マリンズカップ」は、1994年に第1回大会を開催した時は、身内だ けの約40人くらいの大会でしたが、回を重ねるに連れ、100人、 200人と 大規模な大会となり、2000年は、申し込みが多すぎて、こちらからお断りを 入れなければならないくらいの人数になりました。当初は、会場の確保以外は殆ど準備というものもなく主催者としても気楽で楽しい大会でしたが、最近では会場の確保以外に、ネットなど用具の確保、ルールの統一、 参加者との事前連絡など主催者の仕事が多岐にわたるようになり、「楽しい」とばかりは言っていられなくなりました。、このようなトーナメン ト・ディレクター制度やマニュアルがあればどんなに助かった事かと思っています。 私がアメリカのトーナメント・ディレクター制度をうらやむ理由は大きく分けて二つあり、1つはマニュアルの存在、もう 1つは自治体によるサ ポートです。 大会を開くに当たって、アメリカのトーナメント・ディレクターのマニュアルにどのような事がかかれているのかはわかりませんが、私の経験則か らすると以下のような事柄が重要と思われます。

  1. 6W1H
    何時(When)何処で(Where)誰が(Who)誰に(Whom)何を(What)何故(Why)どの ような方法で(How)行うのかをはっきりさせておく必要があります。
  2. 危険(責任)負担
    大会は参加者が多ければ多いほど経費がかさむもので、失敗した時や事故がおきた場合、誰がその負担を負うのかをはっきりさせておかなければなりません。(もちろ ん成功させる事が前提ですが・・・)
  3. スタッフ
    大会は、一人の力では出来ません。主催側がどのような事をしなければな らないかを分類し、仕事の特性と仕事の内容をすり合わせて、スタッフを選定しなければなりません。

    スタッフの仕事は主に次のとおりです。

    • 対参加者
      大会を開催すると、事前あるいは当日に問い合わせが 殺到します。これに対応しうる人当たりの良い柔軟性 のあるスタッフを用意します。
    • 外部に協力を仰ぐ
      大会も大きくなると、施設面で自治体や外郭団体、あ るいは協会などに協力してもらう場面も多くなります。 また、大会の趣旨を説明して、スポンサーに協力を仰 ぐ事も出てくるでしょう。このような場合は、大会の趣旨をしっかりと把握したスタッフが必要です。一般的には主催者本人が良いでしょう。 私の経験からすると自治体などは殆ど協力してくれま せんが、アマチュアス ポーツを支援するスポーツ用品店が少なからずあるの で、地域のお店に連絡を取ってみる事は有効だと思い ます。お金というよりも、賞品やトロフィーなどで協力を求めるのがよいと思います
    • 施設用具の用意
      これは体育館などの施設やボールの確保と共に、制限内での最大限の参加人数を設定する役割を持ちます。 上記書いたとおり自治体などの公の機関は民間に非協力的です (地域によって違うとは思いますが・・・)。 丸一日体育館が借りられるといった幸運にはまず恵まれないでしょうし、駐車場などのアクセス面での考慮もしなければなりません。
    • 参加者にも協力してもらいましょう
      大会はごく限られた身内では開催不可能です。参加者 にコート設営を協力してもらったり、審判を外部から 招聘する事もあります。このような方々に、適切に指 示したり説明したりする事はスムーズな大会運営につ ながります。
    • ルール
      一般のルールと大会のルールを変える場合は、参加者 と審判へ事前ののきちんとした説明が必要です。
    • 肉体労働
      これは一番つまらない仕事ですが、最も重要な仕事です。コートの設営や本部の設置など体を使った仕事も必要になりますので、人数を用意しなければなりません
    • 広報
      広報の仕事にはパンフレット作りと事前の告知があります。私の主催する「マリンズカップ」の場合告知は、 ホームページとEメール、はがきによって行っていま す。
    • 意思決定
      上記あげた項目を管理決定していく仕事です。スタッ フ一人一人が参加者の質問に対して違った事を答えてはいけないので、スタッフの意思統一も仕事です。

■おわりに
「参加者が、こういう大会なら嬉しがるだろうなあ」との想いから始まる のが大会運営ですから、大会運営は基本的にサービス業だと考えてくださ い。営利目的であろうがなかろうが、同じです。 様々な人が楽しめる大会を開催するトーナメントディレクターが一人でも多く出てくる事を祈っています。



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